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主にプラモデルの制作録

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Hasegawa 1:72 F-8E(FN) Crusader

Hasegawa 1:72 F-8E(FN) Crusader



- 目次 -

開封編

F-8E クルーセイダーっす。

今回は組むのはこのフランス海軍版。いや、米軍機のマーキングもカッコいいんですけどね。

せっかくハセガワさんが仏海軍機のデカールを付けてくれているので、そのサービス精神に応えるべく。

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中身はこんな感じです。

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部品数は少なく、パイロットは付属していない。この時代のキット安定の凸モールド。

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キャノピーは薄く透明度高い。

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デカールは賑やか。蛇の目に錨がフランス海軍機用。眺めているとなぜだかワクワク感が高ぶります。

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海兵隊機も作れるようです。

ちなみに、外箱には仏海軍の記載はありません。

工作編

スジ彫りは今回もガイドにニチバンのクリアラインテープ(曲線用)が活躍。機銃付近は入り組んだ形状をしていましたが、うまく馴染んでくれて助かりました。大体彫り終わりました。

Hasegawa F-8Eのスジボリをした機首部分

残りは胴体を貼り合わせてからでないと彫れないので、コクピットに着手。まずはシートから。キットのものは左右に二分割されている。当時としては画期的だったのかもしれませんが今となっては謎作なパーツ構成。いかんせん合わせ目の処理がしづらい。

左右に大きな『耳』がついている。

1:72 Hasegawa F-8Eのシート
フランス海軍機の情報が集まったサイト「French Fleet Air Arm」内のhttp://www.ffaa.net/aircraft/crusader/crusader.htmによると実機に使われているものは、Martin Baker F5Aのシート。キットとは形状が大きく異なっている。検索して出てきた画像を参考にスクラッチすることに。

まずは『耳』の部分を削り取りました。

1:72 Hasegawa F-8Eの加工したシート

ポリパテで形状を整えた上で、ベルトを接着。今回は贅沢をしてファインモールドの現用機用シートベルト4個セット(1,300円)を使用。板鉛という選択肢もあったのですが、クルーセイダーの大きなキャノピーからは目立つゆえ、奮発。

1:72 Hasegawa F-8Eの加工したシート

実機の写真と比較すると、ノーズコーンが尖りすぎているのが気になったので、修正することに。ロケット型というよりお椀型に近い形状が正しい模様。プラバンを貼り合わせて「持ち手」を作りポリパテを盛ってナイフでサクサクと形状を整えました。

1:72 Hasegawa F-8Eのノーズコーン

1:72 Hasegawa F-8Eの加工したノーズコーン

ペーパーがけをすると、予想していたより安易に滑らかな面が得られました。

そして機体内部を筆塗り。

F-8Eの機体内部

あまり見えない部分なのでお気楽にササっと。

 

F-8E (FN)の改修した尾翼

F-8EをF-8E(FN)にするにおいて改修点が一つ。小柄なフランス海軍の空母で離陸できるよう尾翼が拡大されている。同様に改修されているF-8Jの図面を参考に修正。図面は「世界の傑作機No.176」のものを拡大して使用しました。

F-8E(FN)のシート

シートを塗装。

少し緑が強すぎたか。実際はもっとカーキ色に近い模様。

コクピットにはめ込んで、胴体をがっちり融着させました。

F-8E(FN)のコクピット

固定してから気づきましたが、少しシートの位置が後ろすぎるような…。1,2ミリ前方がベストなポジションな気がしてきました。しかし、シートだけ引っこ抜こうにもビクともしない。このまま進めることにします。

シートがむき出しでは胴体のスジ彫の工程で破損する恐れが大なため、被せ物となるキャノピーに着手。 

F-8Eのキャノピー

F-8Eのキャノピー

シーリング材の部分を塗装。マスキングゾル一発勝負に出たが、結果ヨレヨレになった部分をカッターナイフで削り、レタッチした上でコンパウンドがけをしたりと時間を食ってしまった。次作以降はおとなしくマスキングテープを切り出します。はい。

F-8E(FN)のアフターバーナーの取り入れ口

アフターバーナーの取り入れ口はリューターで穴を開けておきました。

前方のキャノピーはマスキングをせず筆塗りで臨みました。昔ヤフオクで入手した歯科技工用の双眼実体顕微鏡が活躍。これがないと、フリーハンドで細い枠線を描くなどもはや無理。それくらい便利。

歯科技工用の双眼実体顕微鏡

薄く溶いて4回ほど重ね塗り。それなりの出来になったのではないかと。

F-8E(FN) クルーセイダーの機首

キャノピーと機体の間は双方に段差が。キャノピーの凹部分はタミヤの瞬着イージーサンディングを盛り、機体の凹はポリパテとフィニッシャーズのラッカーパテで対応。

 

機体塗装編

今回作る機体の色はイエロー寄りのホワイトに少々のシアンが加わったもの。近い色としては無漂白のキャンパス地の布の色だろうか。

いつも通り、1000番の瓶入りサーフェイサーをエアブラシで吹く。今回は塗装面にサーフェイサーのグレーが影響するのは避けたく、Mr.カラー GXホワイトでコート。

クレオスのページにはGXのうたい文句として

より鮮やかな発色と、下地の色の隠ぺい力、さらに強い塗膜を実現しました。

とある。何回か重ねて吹いたが、なかなかサフのグレーの色味が抜けきれません。乾燥するのは早いんだけど、隠ぺい力に関してはもう一押し欲しい。上手く表現できないが、「修正液」のような感触。確かに塗膜を厚くすれば、下地は隠れるだろうけど、エッヂがだるくなりそう。

一度中断して、ネットで情報収集することに。ガイアノーツのサーフェイサーエヴォ ホワイトの評判が良いのでヨドバシで購入。

サーフェイサーエヴォ ホワイトとクレオスGXホワイトが並んでいる
サーフェイサーエヴォ ホワイトとクレオスGXホワイト

早速吹いてみました。クレオスのGXホワイトに比べて、粒子は荒い。乾燥後はつや消し仕上げになる。無駄にドロっとした感じはない。それに何より、ちゃんと白くなってくれる。まだ使い慣れてはいないけど、現時点で結構な好感触。

下地のホワイト塗装をしたF-8E(FN) クルーセイダーのプラモデルの部品

脚周りも一緒に塗装。インテークからミストが入らないように両面テープを貼ったプラ板で蓋をしました。

塗装で悲劇が…

終盤に入って、塗装面に謎の化学反応が起きたましたo....rz

塗装が終わり、赤く変色が起きたのF-8E(FN)のプラモデル

エアブラシで塗装後、エナメルのオレンジでフィルタリングをし、汚し表現でMr.ウェザリングカラーのマルチブラックとグランドブラウンでウォッシング。

一部ウォッシングがキツ過ぎた部分を専用の溶剤で拭き取ったが、つや消しの粒子の奥まで浸透し抜けきれない。やむなく再度ベースカラーを上から塗装。しばらくして、エナメルでフィルタリングをしたところ、なぜか赤く変色。

再度塗装し、今度は十分乾燥させたところでリトライ。しかし、再び同じ現象が発生。

ウォッシングの溶剤と反応したとしか考えられない。埒があかないので、塗料を落とし、サフの段階から再トライすることに。

 

失敗した部分の塗装を落としたF-8E(FN)のプラモデル

そして完成へ

完成したハセガワの1/72のF-8E(FN)

Hasegawa 1/72 F-8E(FN)

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雑感

キットは本家の米国のF-8Eにフランス海軍機のデカールが付属しているだけのものでした。本家とF-8E(FN)←(FNはFrench Navyの略)の違いはいくつかあるようで、水平尾翼が拡大されていたり、キャノピー前方から突き出た赤外線シーカーの形状が異なっていたりする。尾翼に関しては、図面を探してプラ材で継ぎ足し整形したけど、結構な手間がかかった。これは別パーツを付属してもらいたいたいところ。ただ、メーカーの事情として凸モールドの古いキットに投資する気にはなれないのだろう。なんせアカデミーから新金型のキットが出てますしね。