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統合失調症で精神医療を受ける上でのコツみたいな話

どうもママ喪です。本日は,2週に一度の診察日でした。前回のエントリで書いた目眩は放置していたら回復しました。(心配された方がいらしたら、報告が遅れてすみません。)症状は特に前回と変わらず(参照:2012-09-19 - チラシの裏)、処方も変化無し(参照:2012-08-08 - チラシの裏)でした。というわけで、今日はあまり書くことも無いので、統合失調症で精神科にかかる上でのTipsをいくつか列挙しておきたいと思います。ただしこれから紹介する項目は私の個人的な経験に基づくもので、「実行すれば絶対的に良くなる」といったものではありません。あくまで「早期の回復に繋がる可能性が高まるのでは」といった程度のものです。
①自他に異変を感じたら早期に精神科にかかるべきである。
早期発見・早期治療の重要性は統合失調症にも当てはまります。実際発症して2年以内に治療を受けた群と2年以上経ってから治療を受けた群とでは、その後の回復に大きな差が生まれることが明らかになっています。(参照:Beyond the critical period: longitudinal study of 8-year outcome in first-episode non-affective psychosis | The British Journal of Psychiatry
統合失調症で初診の場合、個人で開業している心療内科のクリニックより精神科病院を受診したほうがベターである。
まず第一に精神科病院の利点として、注射剤の処方にも対応可能であることが多いことがあげられるでしょう。現在主流となっている第二世代抗精神病薬のうち注射剤は、リスパダール・コンスタのみですが、今後ジプレキサエビリファイという薬も注射剤として販売される予定です。注射剤は、種類によって異なりますが2週間に一度程度の頻度で済み、錠剤に比べ血中濃度の変動が少なく副作用が少ないという特長があります。ただしコストがかかり、市井のクリニックでは導入しているところは多くはありません。第二に、多くの場合、精神科病院では、精神科ソーシャルワーカー精神保健福祉士)が配属されていて、障害年金生活保護の申請や、作業所を含む社会復帰に向けての社会資源の活用に関する相談援助に応じてくれるといったメリットもあげられます。そして、第三に、大抵の病院ではデイケア作業療法などのリハビリのプログラムが存在することも評価のポイントとしてあげられます。初めて受診する場合、精神科病院は敷居の高いものに感じるでしょう。しかしながら最悪の事態を想定することが最善の結果を生むということは往々にしてあることだと思います。症状が安定してからメンタルクリニックを紹介してもらうということもできますし、はじめは、特に統合失調症が疑われる場合、精神科の病院に行った方が良いかと思います。
③精神科病院は駅近よりも交通不便なところの方が良かったりする。
これは、ややオカルト的でまゆつばものなのですが、蕎麦屋と同じで、精神科病院は交通至便なところより、鄙びたところのに立地している方が、勤務している医師の手腕が高いように感じます(ここでは、いわゆる老人病院を除く)。また近年はネットで受診する病院を選ぶということも多いと思いますが、ホームページの充実具合と病院のクオリティは必ずしもリンクしません。むしろウェブページの充実した病院に鬱病気分障害の患者が集まり、ショボイ病院の方が、外来は比較的すいていて統合失調症の患者一人ひとりに丁寧に診療してくれるケースもあります(実際私の通っている病院もそうです)。
④なるべくなら経験を積んだ医者にみてもらった方が良い。
統合失調症は、初期では全体が地盤沈下している感じで自分の内的世界の異常さを自覚したり、訴えたりすることが難しいことがあります。その分経験を積んだ医師の観察眼と洞察力が要求されます。ゆえに、初診の予約をとる場合は比較的実践経験の浅いことの多い外部の非常勤の医師ではなく、常勤の医師を優先するべきでしょう。それが難しいのであれば、土日は非常勤の医師が担当することが多いので、平日で予約するほうが良いかと思われます。(但しこれは一種賭けになりますが。)
⑤薬は一包化してもらうべきである。
薬の飲み忘れや、重複して服用するのを防ぐために、シート状の錠剤での処方は避け、毎食後分、寝る前分をそれぞれ一包化して処方してもらうべきです。
⑥断薬はするべきではない。
謂うなればホームに入ってきた電車に飛び込むようなものです。物理的にすることは簡単です。しかし破滅的な結果が待っています。(そもそも、勝手な断薬や減薬を考えていること自体、治療が上手くいっていないことの証左です。治療方針に疑問があるならば医師と話し合ったり、納得できないようなら医師を変える等、断薬、減薬する前に手だてを講じるべきです。)